11月20日、JIPSCはイスラエル並びにパレスチナでなにが 起きているのか、過去参加者に安否確認とヒヤリングを行う決定を しました。そして11月21日、一名の過去参加者から日本人へメ ッセージが送られてきました。この過去参加者はイスラエルに住む パレスチナ人です。
原文をそのまま訳したものを掲載しています。
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ここにいる私たちはみんな家で無力さを感じている。状況を変える ためになにをすることもできないし、それが悔しい。そして私の家 族、友達、そして私はみんな無事です。幸運なことに私の家は北に あって、イスラエルの南部や中央部へ飛ばされているロケットや爆 発物の届く範囲からは遠いんだ。おかげさまで。
私は全ての亡くなった人々に対してとても悲しく思うし、私たちの 心は彼らの家族や友達の心に寄り添っている。そして両方の側での 殺人、暴力がすぐに終わるよう祈っている。
人間...
原文をそのまま訳したものを掲載しています。
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ここにいる私たちはみんな家で無力さを感じている。状況を変える
私は全ての亡くなった人々に対してとても悲しく思うし、私たちの
人間...
がお互いにそのようなことを行うことを理解できない。私たちは平 和が欲しいだけなのに、すごく悲しい。
一番最近の「レバノン戦争」で今のイスラエル南部の村々と同じ ような状況下を経験した。2006年、ヒズボラとIDF(イスラ エル国防軍)が戦争になった時、(イスラエルの)北部のアラブの 村が一番攻撃された。そして130以上のロケットが私の村に落ち た。その頃は今のようにロケットを打ち落とす技術がなかったんだ 。私の人生で一番怖く震え上がった経験は自分の家から50メート ルの距離にロケットが当たったのをこの目で見て、それによって2 人が怪我をした時のことだ。(幸いなことに死者は出なかった。) だから、イスラエルの人々の気持ちもわかる。ずっと恐怖にさらさ れ続けるのは耐えられないものだよ。
でもその一方で、パレスチナ人の血をひく者としてIDF(イス ラエル国防軍)によって行われる行動が卑劣でありがちであると認 めなければならない。
イスラエルの戦闘機と空軍が行っていることを知れば彼らの側に立 つことは難しくなる、特にアラブ人として。ガザ地区に生まれたと いうだけで女性、子供、そして罪のない民間人の命が軽く扱われる んだ。
アラブのメディアもイスラエルのメディアも2つの正反対の方法 で状況を報じがちだ。それぞれがお互いを悪者として扱う。君も知 っているように、私たちイスラエルに暮らすパレスチナ人にとって 両方のメディアを開くことができるから本当は何が起きているのか 知ることは本当に難しい。でもある面ではIDF(イスラエル国防 軍)が変化を起こすことが出来ると信じている。なぜなら、IDF の方がより強くて破壊的だから。殺戮と破壊は止められなければな らない。そうでなければ、別の「ガザ戦争」のようになり誰もがど うなるか予言することはできない。
何が起きているのか知ることは遠く離れたあなた方にとって難し いということはよく分かるし、現地のいろいろな地区に住む人の話 から全体像を見ようとすることは素晴らしいアイディアだと思う。 ガザの人から話を聞くことは素晴らしいし、戦争の生の情報を得る ことになるだろう。もしユダヤ人に聞けば、その人はイスラエルの 視点からの話を聞けるだろう。もしアラブ人やパレスチナ人に聞け ば全く反対の意見が聞けるだろう。だから両方の側から意見を聞く ときには、その情報の発表の仕方を注意しなければいけない。それ が理由で、JIPSCのメンバーの仕事はもっと難しくなることも 考えられる。みんなは一方では、日本の人々に真実を伝えたいだろ うし、もう一方ではメディアが伝える嘘やイスラエルとパレスチナ の地元の人々の偏った考え方によって人々を間違った方向に導きた くないだろうと思う。
もう一度言うけれど、この状況がよくなってすぐに鎮静化するこ とを願っている。なぜなら誰も戦争によって利益を得ることはない し、今のイスラエル人やパレスチナ人が現在置かれているような恐 怖にさらされて良い人なんていない。私はいくつかの点で平和に穏 やかに、そして安全になればいいと思う、ちょうど日本のように…
一番最近の「レバノン戦争」で今のイスラエル南部の村々と同じ
でもその一方で、パレスチナ人の血をひく者としてIDF(イス
イスラエルの戦闘機と空軍が行っていることを知れば彼らの側に立
アラブのメディアもイスラエルのメディアも2つの正反対の方法
何が起きているのか知ることは遠く離れたあなた方にとって難し
もう一度言うけれど、この状況がよくなってすぐに鎮静化するこ