2014/11/10

PFJ様報告会参加の記録

皆様こんにちは! 日本・イスラエル・パレスチナ学生会議代表の吉田です。

11月9日に市ヶ谷のJICA地球ひろばにて行われた、特定非営利活動法人 PEACE FIELD JAPAN様の報告会に参加致しました!

最初に、PEACE FIELD JAPAN (以下PFJ) 様の活動内容について軽くではございますがご案内を:)
こちらでは、毎年夏にイスラエルとパレスチナから女子高校生を招聘し、日本人参加者と共に「絆 KIZUNA プロジェクト」という、里山体験をメインとする対話交流プログラム行っていらっしゃいます!

『三地域の参加者が、持続可能な社会のモデルである里山に共に生活し、地域の人が育んできた暮らし、文化、伝統にふれる体験をすることで、お互いを受け入れ、絆を築くと共に、持続可能で平和な社会を作るために何ができるのかを一緒に考える機会を提供しました。』(PFJ News Letter,p2引用)
詳しくはPFJ様のHPをご覧ください:)

さて、第一部報告会、第二部では日本人参加者の方とPFJスタッフの方々との座談会、そして懇親会(大変美味しいお料理を頂きました!)に参加させて頂いた私ですが、その中で書ききれないほど印象に残ったエピソードのうち、ほんの少しをご紹介いたします。

まず、「絆 KIZUNA プロジェクト」ではあえてイスラエル・パレスチナ紛争について話し合うことはないそうです。「むしろタブーくらいの勢いで」その問題に触れさせないとも、スタッフの方が仰っていました。
「環境」「自然」という国境を越えた共通の問題を共有することで、里山で学んだことからどのように自分たちの住んでいる地域の問題に活かせるだろうか、共存していくためには、持続可能な社会にしていくためにはどうしていけばよいか、ということを考えることに意味があるのだと感じました。そしてそこにお互いの信頼が生まれるーそういうことではないでしょうか。

また、スマートフォンやパソコンなどの機器もプロジェクト中は使用禁止。最初に没収するそうです。
イスラエル・パレスチナ人参加者共に現地の状況は気になるのですが、せめて日本に来ている時は、紛争と離れて日本の里山で生活を送り、”peaceful”な暮らしを感じ・学んで欲しいとの想いが込められているのです。

「平和」を直接的に扱わなくても、「平和」について考えることができる。ー私にはそんなメッセージに受取れました。

一口に「イスラエル・パレスチナ問題」に関わるといっても、様々な視点や切り口があることを改めて実感したと同時に、これからの当団体の活動においても、新鮮な刺激を頂けた1日となりました:)

第13期代表
吉田

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