2013/08/01

シンポジウム開催のお知らせ


今年も8月にイスラエル・パレスチナから学生を招へいし、「夏会議」と呼ばれる2週間の合宿と様々な活動を行います。その一環として今回は一般の学生方を中心に招き、シンポジウムを開催します。テーマは「難民」と「入植者」です。

日々ニュースなどで取り上げられ世界からも注目を受けるイスラエル・パレスチナ問題。その中でイスラエルに住むユダヤ人やパレスチナに住むパレスチナ人とは異なる境遇で生き、困難な問題を抱えている人々がいます。それはパレスチナの外の近隣諸国に住むパレスチナ難民やパレスチナの西岸地区に住むユダヤ人入植者と呼ばれる人々です。前者は1948年の第一次中東戦争でイスラエルが建国された時イスラエルの領土とされた地域に住んでいたために追放された人々です。後者は1967年の第3次中東戦争以降占領した西岸地区に入植を行った人々です。彼らの状況は国際的にも問題となっていますが、では彼らが実際どのような生活をし、どのような思いで日々を過ごしているのかというのはほとんど知られることがありません。また彼らとそれぞれイスラエル、パレスチナに住むイスラエル人、パレスチナ人との間で政治的な意見の違いがあることもあまり知られていないことです。しばしば「パレスチナ人」、「イスラエル人」とひとくくりにされがちな難民や入植者を多様な観点から捉えなおすこと、これが今回のシンポジウムの目的です。難民や入植地に詳しい中東の日本人研究者をお二人お招きし講演をしていただく他、夏会議に今回参加しているイスラエルのユダヤ人、西岸地区のパレスチナ人の学生もパネラーとして参加する予定です。関心のある多くの方々のご参加をお待ちしております。
日時:8月20日(火)19時~21時

場所:NPO推進センター(新宿区高田馬場)

参加費:500円

内容:「近隣諸国に住むパレスチナ難民の実情」

   錦田愛子先生(東京外国語大学アジア・アフリカ研究所助教授)

  「西岸地区におけるユダヤ人入植者の実情」

   立山良司先生(日本エネルギー経済研究所客員研究員 、元防衛大学教授)

それぞれの先生の講演の後イスラエル人、パレスチナ人学生とのパネルディスカッションを実施します。

※シンポジウムの公用語は英語になります。ただし当日日本語のレジュメを配布し、講演後に日本語の質問も受け付けます。

HP http://jipsc.org/

参加をご希望の方(氏名、所属をご記入お願いします): jipsc.atd@gmail.com

当団体に関するお問い合わせ: jipsc.since2003@gmail.com

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