2012/10/20

第10期事務局長、橋本琴音より

ご無沙汰しております。
久々のブログ更新です。

ブログ初登場、第10期事務局長(副代表的な!)の橋本琴音です。
はじめまして!

会議を終えて、全くブログを更新しておりませんでした…。
もう会議が終わって3ヶ月近く経とうとしておりますが私が第10回日本・イスラエル・パレスチナ合同学生会議を通じて感じたことを書いてみようと思います。

第一に、部外者の自分に何ができるのだろう、ということです。立派な理念で会議をやっておきながらいきなり絶望的な言葉ですが、私が一番に感じたことです。ディスカッション中に語られるのは訴えられるのはパレスチナ人達からの自分たちの生活の苦しさ、イスラエル国内での差別。私は「現状がどうとかではなくて、自分たちが状況を良くする為には自分たちがどうするべきか話し合いたい」と言いました。

しかしイスラエル国籍を持つパレスチナ人参加者に、「まずは自分たちの経験をシェアすることが大切だから僕はこの話をするんだ。」といわれ私は何も返すことができませんでした。「そんなこと勉強して知ってるよ、”未来の話”をする為に私たちはここに集まったのに。」と一蹴したい気持ち半分、「でもずっと日本でぬくぬくと育ってきた私に彼らの何が分かるというのだろう、何を言う権利があるのだろう」という気持ち半分。10月から誠意を持って準備に取り組んで望んだつもりでしたが、私は彼らの何を知っているというのだろうか、「未来のことを話そうよ」という権利があったのだろうか。と今でも考え込んでしまいます。

しかし、うれしいこともありました。会議を終え、パレスチナ人参加者とfacebookでチャットをしていたときのこと。「会議に参加して、何かイスラエル人のイメージは変わった?」と私が聞くと、「イスラエル人の中にも不当な占領に反対する人がいて、パレスチナと協力しようという考えを持っている人がいることが分かった。この会議で出会った人々は今まで僕が出会った人の中で最高の人たちだよ。」という返事が来たのです。そのような出会いの場をつくることができたこと、その一言で約1年間の準備が報われたなぁと思いました。

まだまだ問題点、改善点を数多くもつ私たちの会議ですが、これからも末永く応援して頂けるとうれしいです。

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